【全てのこどもに賞をあげよう】

 

 「お絵かきコンテスト」開催当初は、通常のお絵かきコンテストのように一部の子供たちだけが受賞する形式でした。3回目から、見に来てもらったら「こどもの絵の入ったストラップ」をプレゼントするようにしました。

 そして、6回目「高槻市」で開催した時の事でした。ご協賛頂いている企業様の受付に来られていた女性の方が、受賞者に副賞をその場で差し上げるため、参加者の方がご見学の帰りに「賞もらってた?」と参加のお子様一人一人に尋ねていました。すると、大半のお子様は、「もらってないです」…これには、協賛の受付の方も「残念でしたね…」と気遣い、参加しているお子様もご両親の方もガッカリと残念そうに帰られてました。ならば全員に賞があればいいんじゃないか?と思いつき、第7回目から「全員に賞」をつける事にしました。

 賞をつけ始めた頃は、「いろがきれいでしょう」「みんなえがおがすてきでしょう」等…何パターンかを使っていけばいいかな?と考えていました。

 しかし、10人、11人…20人と見ていくと…全ての絵から、こどもたちのメッセージが聞こえてくる感じがしました。1000枚あれば全てに違う賞をつけなければいけない事に気づきました。この一言でこどもたちが喜んでくれる、また間違った言葉を賞につければ逆に傷つくんだろうな…と感じ、一枚一枚丁寧にお子様の伝えたい絵を感じて褒めてあげる事を心がけました。

 算数や理科や社会…勉強には、答えがある限りすべて○×があります。

 でも、絵は違います。描いたら正解の○をあげてもいいんじゃないか。全ての絵には心を込めた思いを込めた答えがそこにはあります。だから、すべて○だと思っています。

 そして、今日もまたこどもたちの絵にいろんなコメントのような賞をつけてます。1枚1枚何を描いたの?描こうとしたの?と問いかけながら、その一枚の画用紙の中に広がるこどもたちの無限の可能性を感じながら楽しんでおります。

  今、約5年間で35000人を超える絵に賞をつけることができました。

 そして、これからもつけ続けようと思います。こんなヘンテコな賞かもしれませんが、これをキッカケとして絵の世界で羽ばたいてくれるお子様が現れてくれることを願っています。そして、世界に平和の絵が描かれる時代を待ち望んでいます。

                                                                                                                    こどもの絵タカラお絵かきコンテスト事務局

                                          事務局代表 山本 里沙

                                          事務局長  樅木 忠弘